電気工事でする通線・延線工事に使うスラブリールを紹介しています。
電気工事の中でも、もっとも疲れるのがRCのスラブ配管だと思います。
一日中、足元の悪いスラブでの配管作業は中腰で行うので、腰や足への負担が大きく、一日の作業を終えると、ヘトヘトになることも少なくありませんし、翌日には足に身が入って、歩くのも辛いなんてことも少なくありません。
(>_<;)
さらに、配管を伸ばすときも、CD管やPF管が絡まって折れそうになるたびに元に戻ってヨレを直して、また配管を続けるなんて無駄な動きも多いものです。
しかし、それもこのページで紹介するスラブリールと配管ガイドを使えば、無駄な動きをすることなく、配管を伸ばすことだけに集中できるので、作業時間を短縮して疲れも軽減できます。
多くの電気工事士さんは使ってないようですが、私は、積極的に使うべきだと思います。
一人の作業量が増えれば、それは経費の削減にもなるし、作業時間を短縮することで、工期を心配することもなくなるので、無用なストレスを感じる必要もなくなり、身体的、精神的にもいい方向に向かうと思います。
総じて、RCのスラブ配管は、コンクリート打設の直前にするもので、翌日にはコンクリート打設が行われるなんて事も少なくなく、夜遅くまでスラブ上で配管作業をするなんてことも多いものですが、スラブリールや配管ガイドを使うことで、夜遅くまでスラブ配管を行っていたものが、少しでも早く終れれば、それだけでも使う意味はあると私は考えます。
というか、私自身が
「夜遅くまでやりたくない」
というのが本音ですから、少しでも楽になるんだったらと使い始めてから、本当に楽になったので、こうしてこのページで紹介してるんですが、現場でも使ってるところを見て、ほかの電気工事士さんも興味を持って、
「それ楽そうやな♪」
と言ってきます。
そして、実際に使わせてあげると、
「これは楽やな(^^♪」
と概ね好評です。
スラブリールを使うことで、CD管やPF管がすんなり出てくるので、何も考えず目的のところまで簡単に配管を伸ばすことができるようになりますし、さらに配管ガイドを使うことで、鉄筋の間も面白いように通せて作業時間を大幅に短縮することができます。
スラブリールは、建込み配管でも威力を発揮してくれるので、RCの現場配管作業には、おすすめの道具です。
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最近このスラブリールを購入して使っています。
ほかの物に比べると少し高いのですが、いろんな使い方ができるので、とても重宝しています。
^^
これは、おすすめです。
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マーベルのスラブリールを買うまで主力で使っていたのが、このスラブリールです。
未来工業の楽だしスタンドというスラブリールですが、見ての通り少々デカいので、現場への持ち込みも大変だったし、車の中でも邪魔だったので、今ではあまり使わなくなってしまいましたが、現場での作業が楽になる点だけを見れば、優れてると思います。
次はデンサンのスラブリールを紹介しておきます。
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デンサン(DENSAN)のスラブリールなどを紹介しました。
上段がスラブ上で使えるものだと考えてください。
下段に関しては、屋外埋設配管のときに使うと便利だと思いますが、その中でも左側のものならスラブ配管にも利用できるでしょう。
ジャンボリールは、FEP用リールなのでスラブ配管に使うことはありません。
続いて、配管を楽に伸ばすための配管ガイドを紹介しておきます。
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スラブリールと配管ガイドを紹介しましたが、この二つを使うことでスラブ配管がとてもしやすくなり、身体的にも楽になるし作業時間の短縮も図れます。
便利で楽できるものは、積極的に導入して日々の電気工事を少しでも楽にしてください。