隠れたスイッチボックスを探すのに便利な
【ボックスアッター】を紹介します。
電気工事では、たくさんのスイッチボックスを設置するので、中には、開口を忘れてしまうこともよくある話です。
この状態でクロスまで仕上がってしまっては、開口の失敗は許されません。
しかし、正確な位置がわからなければ、むやみやたらに開口するわけにはいかないので、困ってしまうこともあるでしょう。
そんなときに役立つのがここで紹介する
【ボックスアッター】です。
こんなことを書かなくても電気工事をしてる人なら、その存在は知ってるでしょう。
でも知らない人がいたら、どんなものなのかサッパリわからないと思いますので、少しだけどんなものなのか紹介しておきます。
ボックスアッターとは、未来工業(MIRAI)の商品名で、正式名称ではありませんが、電気工事士の間では、
「ボックスアッター」や、中には「アッター」と呼ぶ人もいて、誰しもが、この呼び名でどれなのか認識できるくらい浸透した呼び名です。
使い方はいたって簡単で、およその位置で壁にボックスアッターの探知部を当てて、少しずつスライドさせていくとスイッチボックス付近で反応して、スイッチボックスの存在を知らせてくれます。
さらに探知感度を調整して正確な位置を割り出して、中心部分に引廻しの刃を差込んで、その存在を確認して、スイッチボックスの内面に沿って、開口すれば、間違うことなく開口することができるんです。
このボックスアッターは、金属に反応するので、軽天のスタッドなんかにも反応するので、いろんな場面で活用することができるのでとても便利です。
これさえあれば、もうスイッチボックスが隠れても怖がることはありません。
基本、金属探知機ですから、コンクリートに埋まったボックスだって見つけることができます。
私の知り合いの電気工事士さんに言ったら信用してくれませんでしたが、実際にボックスを探しあてると驚いていました。
まあ、コンクリートに使うなんて発想はみなさんしないようですけどね。
^^
持っておくと何かと便利なボックスアッターですから、みなさんにもおすすめしたい道具の一つです。
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私が主に使ってるのがこれです。
ともかく感度がいいので、簡単にスイッチボックスを見つけることができるし、感度調整も簡単だから、正確に探知するのも簡単です。
ただ、金属にしか反応しないので、スライドボックスなんかでアルミ箔がはがれていると、まったく反応しないのが難点です。
それと、アルミ箔が付いた状態でも、上下にしか反応しないので、正確に中心を出すのにはむいていません。
だから、スライドボックス用に次のものも使っています。
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これは、上下2点探知なので、スライドボックスのアルミ箔に反応するので、中心点を簡単に探せて中心点に罫書き穴があるから、記しも簡単に付けられるので便利です。
私は、使うシーンでこの二つを使い分けています。
次は、別のメーカーのものを紹介しておきます。
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ボッシュとムラテックのデジタル探知機ですが、私は使ったことが無いので、コメントの書きようがありませんが、この手のものでは、かなり使えそうなものだと思いますが、こればかりは、どんな使い方をするのかで使い勝手が変るので、自分の使い方をよく考えてから決めてください。
次も同じようなものですがメーカーの違うものを紹介しておきます。
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パナソニックとタジマの壁裏センサーでしたが、これは電気工事というより内装工事用のものだと思います。
探知できるものも金属はもちろんのこと木材、プラスチックなども探知できるので、後付のカーテンレールなどの取付のときに下地を探すのに便利なものでしょう。
次は、これとよく似たシンワ測定の下地センサーを紹介しておきます。
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シンワ測定の下地センサーは、現場で大工や内装屋が使ってるのを時々見るけど、使い勝手がどうなのか聞いたことも無いし、電気工事には使いものにならないようなので、興味もありませんけど、ネットを見る限り、なかなかの人気商品のようです。
以前は、馬鹿みたいに安かったから、おもちゃ代わりに買ってみるのもありかなと思っていたけど、つい最近馬鹿みたいに値上げされて、以前の倍近くになってしまったので、もはや買う価値を見出すことも出来ません。
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