電気工事でも使う振動ドリルですが、中には、
「ハンマードリルがあるから必要ない」
なんてことを言う人もいますが、そもそもハンマードリルと振動ドリルは、似て非なるものです。
同じように回転に振動を掛けて、孔をあけるのに違いはないのですが、ハンマードリルが強力な打撃力で孔をあけるのに対して、振動ドリルは、弱い打撃で孔をあけるので、根本的に使う用途が違うものだと考えるべき工具です。
仮にハンマードリルで、団子張りのタイルにカールプラグを入れる孔をあけるとして、ハンマードリルで孔をあけると、おそらくタイルは割れて貼替てもらわなくてはならないでしょう。
しかし、振動ドリルならよほど無茶をしない限り、タイルは割れることなく、孔をあけることができます。
このように、割れやすい素材に孔をあけるときには振動ドリルが必要です。
現場で見かけるのは、階段のノンスリックを取付けるときに使っていると思います。
これもコンクリートの端の割れやすい部分での作業なので、振動ドリルを活用しているのです。
電気工事でも、さまざまな素材に孔をあけて照明器具などを取り付けなくてはなりませんので、素材に適した工具を選んで使うことはとても大切です。
その一つとして、持っておきたいのが振動ドリルだと私は思っています。
最近では、振動ドリルも充電式のものがあるので、電気工事で使うんだったら充電式で十分だと思います。
私も充電式の振動、回転兼用のドリルを使っていますが、今までタイルなどの補修を頼んだのは数回です。
それも、指定された位置に取り付けようとすると、タイルの裏が空洞になっていて、弱い振動にも耐えられず、
割れてしまったのが原因で、しっかり団子の部分ならまったく問題はありません。
振動ドリルも電気工事に必要なことをご理解ただけたと思いますので、私が使っているものからご紹介させていただきますので、ご覧ください。
マキタ(makita) 震動ドリルドライバ HP484DZ(本体のみ) |
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私が使っているマキタ(makita)の振動ドリルです。
振動ドリルとして使うより回転ドリルとして使うほうが多いですが、いざというときには振動ドリルとして使えるので便利です。
これも本体だけを買って使っています。
フルセットをお探しの方はは、こちらをご覧ください。
マキタ(makita) 震動ドリルドライバ HP484DRGX |
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マキタ(makita)の振動ドリルフルセットです。
同じメーカー品で統一しておけば、いろんな工具にバッテリーや充電器を使えるので、現場での過酷な使い方でも充電切れになる心配はなくなるので、2つ3つはセット品で購入するのも有りかなと思いますので、後は手持ちの工具と相談して必要なら購入を考えてもいいんじゃないでしょうか。
パナソニック(Panasonic) 振動ドリルドライバー EZ7950X-H |
パナソニック(Panasonic) 振動ドリルドライバー EZ7950LJ2S-H |
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パナソニック(Panasonic)の振動ドリルですが、これもデュアル方式なので、14.4V、18V両方のバッテリーが使えるタイプです。
この点パナソニック(Panasonic)の製品は良いんですけど、私はマキタ(makita)の充電工具を使ってるので今更パナソニック(Panasonic)に変更する気はありませんが、デュアル対応の工具を使っておられる方なら、これがいいでしょう。
ボッシュ(BOSCH) 振動ドリルドライバー GSB18V-60C |
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ボッシュの振動ドリルは、種類は沢山あるので最適なものを選ぶのに苦労するかもしれません。
私は使ったことが無いので、的確な判断は出来ませんが、他社との比較で、これなら現場作業全般に使えるのではないかと思って、ご紹介させていただきました。
マキタ(makita) 100V震動ドリル M818 |
ハイコーキ(HiKOKI) 100V振動ドリル DV19V |
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100V式振動ドリルを紹介しましたが、おそらく電気工事士さんは見向きもしないと思いますので、内装屋さんなどが見るんだと思います。
また、マキタのものならDIY などに最適だと思いますので、自宅で使いたい人はマキタの振動ドリルがおすすめです。