電気工事の最後の仕上げに行うのが照明器具などの機器取付です。
照明器具の中でも、ダウンライトの取付け数はかなりのウエイトを占めます。
そのダウンライトを取付ける前に行う開口作業の数も膨大で、一つ一つを手作業で開口していたのでは、多大な人手と時間を要します。
しかし、開口作業は所詮、ダウンライトを取付ける前の下仕事ですから、無駄に人手と時間を取られていたのでは非効率的です。
そこで登場するのがこのページで紹介するダウンライトカッターです。
ダウンライトカッターを使えば、1箇所の開口に掛かる時間は、長くても数十秒程度ですから一人で作業したとしても、少々数が多くても半日もあれば終わるでしょう。
まあ、大型商業施設のように、1フロアに100箇所以上あったとしても、開口作業を行うのは一人で十分です。
一人が開口作業を行ってる間に、ほかの人はダウンライトの取付け準備を行い、順次、取付け作業を行っていけば1日で取付けられるでしょうから、その作業効率を考えれば、いかにダウンライトカッターが便利なものか理解できるでしょう。
さらに、ダストカップ付だから、ボードの粉も落とさず、後の掃除も手早く終わることができるので最後まで楽ができます。
まさに電気工事の現場で大活躍してくれる工具の一つです。
とはいうものの、少ない数の開口なら手作業でも十分ですから、こんなものは必要ないでしょう。
しかし、店舗や商業施設など見た目重視の建物をするのなら、絶対に持っておきたいものだと考えます。
私も長く使っていますが、本当に便利なので、いろんな人にすすめてきました。
そして、多くの電気工事士さんや電気工事会社でも使うようになり、みんな喜んでいるので、みなさんにもおすすめしておきます。
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私が永年使ってるダウンライトカッターがこれです。
最初に購入したのがまだ会社勤めの頃だったので、もう遠い昔の話です。
それから、現在使ってるのが2台目になり、買い替えるときも迷い無くこれにしました。
やはり使い慣れてるというのが一番です。
セッティングの時間も掛からないし、ダストカップが天井面にピッタリ付いて、ボードの粉もしっかりキャッチしてくれるので後の掃除も楽です。
ただ一つ気をつけなくてはならないのは、天井面にダストカップの内側に飛び散ったボードの粉で薄く円が残ることです。
これも軽くタオルなどではたけば、きれいに消えるので、さほど問題ではないんですけど、それを忘れると検査のときに指摘される可能性があるので、忘れないようにしなくてはなりません。
次は、未来のフリーホールソーの紹介です。
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未来工業のフリーホールソーの中でも、電気工事でよく使われるサイズです。
50Φ~250Φの開口ができるので、電気工事にはもってこいのサイズでしょう。
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未来工業のフリーホールソーという製品を紹介したんですけど、使い方もほぼパナソニックと同じだし、作業効率もどちらを使っても変わりありませんので、あとは、みなさんのお好きなほうを選んでいただくだけですね。
(^_-)-☆
私個人の考えですが、最初に紹介したパナソニックか未来工業ならFH-250が使いやすいと思いますので、お勧めするなら、この二つのどちらかです。
どれを使っても結果は同じで作業効率は格段に上がるので、電気工事をするんだったら、一つは持っておきたいですね。
ダウンライトの開口作業でよく出てくる不要なMバーの除去に便利な工具を最後に紹介しておきます。
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マーベル(MARVEL)のダウンライトMバーカッターですが、ダウンライトの開口に出てくる不用なMバーを簡単にカットすることができて、天井をいためることもなく、尚且つ安全に作業することができるものになります。