電気工事の中で扱う頻度の高いケーブルとしてCVTやCVケーブルがあります。
最近は、CVケーブルよりもCVTケーブルを使うほうが多くなってきていますが、ケーブルの基本的な作り方も同じだし、使われてる素材にも大きな違いはありません。
ではなぜ、CVではなくCVTがよく使われるようになったのでしょうか。
その答えは、何と言っても取り廻しの良さでしょう。
( ゚ー゚)( 。_。)ウンウン
実際に使ってみるとよくわかるんですが、CVケーブルは複数のケーブルをひとまとめにして、2線・3線・4線などのケーブルとして作られているのに対して、CVTケーブルは、独立したケーブルとして作られてその後複数線としてドラム巻きされているので、CVケーブルに比べて、扱いやすく入線や延線作業の時でも比較的楽に作業することができますし、CVケーブルの長所である堅牢さは、そのままなので、過酷な現場作業でもケーブル芯線へのダメージが無く、安全に作業することが出来て、電気事故に繋がるような重大な欠陥に繋がることが少ないというのが、現場でCVTがよく使われる要因だと思います。
また、大電流にも耐えられるよう設計されているので、大きな建物での幹線に用いられたりすることも多いので、どの現場でも目にすることが多いのです。
大きなマンションや工場などでは、大容量の電気室が設置されていて、そこから数多くの埋設管を含む配管やケーブルラックなどに幹線ケーブルが入れられているものです。
みなさんも現場でよく見かけられている光景だと思います。
まあ慣れてしまうとどうということもない日常の光景になってしまうんですけど、初めて見たときにはその数に圧倒された記憶があります。
電気工事を始めて間もない頃には、想像もつかない光景ですし、それまでそんな大きなケーブルを見ることもなかったので、これからやっていけるだろうかという、不安が一瞬よぎったような記憶が蘇ってきます。
でも今では、人に作業指示をする立場になり、見慣れた日常の光景となっているのが、不思議と言えば不思議ですね。
(^^)
でも慣れた作業でも少しでも楽に効率よく作業出来ないものかと日々考えて、いろんな工具を使ってきました。
そんなかで見つけたのが、未来工業(MIRAI)のトリッパーCVというケーブルストリッパーなんです。
これは、タジマ(tajima)のムキソケとは違って、手回し専用の工具なので、価格も安いし、何より軽いので作業場所も選ばず使い勝手いいので、電気室やキューピクル内での作業の時には必ず持ち込むようにしていますし、マンションの各戸盤の繋ぎ込みなんかの時にも必要なサイズのものだけを腰袋に入れて作業するようにしています。
手回しといっても端子上げの皮むき作業は、電工ナイフで行うことを思うと断然楽だし、手早くできて仕上がりもきれいなので重宝しています。
ですから、まだ知ら無かったという方のために、このページを追加してご紹介しようと思ったんです。
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便利に使えるものを使って少しでも日々の電気工事を楽にしましょう。
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この二つのセットが有れば完璧です。
でも必ずしも必要じゃない仕事内の方もいらっしゃると思いますので、仕事内容をよく考えて判断するようにしてください。
無用なものまで買う必要なんてありませんからね。
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これが未来工業(MIRAI)のトリッパーCVの本体です。
すぐに使えるように先端に剥きとり用の刃もセットになっています。
紹介したのは全ての型番の製品なんですけど、一部サイズが重複してるので、必要のないものは省いてもいいんじゃないかと思います。
次は、トリッパーCVをフル活用するための替刃を紹介しておきます。
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未来工業(MIRAI)のトリッパーCV用の替刃を一気に紹介したけど、仕事内容によって大体使うものは決まってくるので、全て買う必要はないと思います。
ですから、そのあたりは、みなさんの仕事を加味して総合的に判断してください。
m(_ _ m)
総合的に判断なんて書いたら、今の政府と同じであまり説得力がないかな・・・?
( ' へ ' ;) う~ん…
でも物は、優れものですから、安心して使ってくださいね。
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