電気工事を行う現場では、いろんな素材が使われているもので、現場関係者が「軽天」と呼ぶ材料も多く使われている素材です。
壁、天井などいろんなところに使われている物で、ビル、マンションなどでは、天井や壁の多くが軽天で組まれているものです。
当然、天井面には埋込の照明器具があったり、天井埋込型のエアコンもあり、その開口作業を行うことも少なくないので、ボード開口が終わったら、次に出てくるのが、MバーやCチャンです。
これも埋込器具を納めるのに邪魔ですから、カットする必要があります。
軽天屋だったら、ディスクグラインダーを使って、お構いなしに火花を飛ばして切るところですが、電気工事では、もっとスマートにカットするものです。
そのために使うのが、MバーカッターやCチャンカッターです。
これを使えば、火花もでませんし騒音もしないので、使用中の事務所での作業などでも問題ありませんし、現場作業でも壁際に配管を下ろしたり、ケーブルラックを天井に取付けたりするための開口時でも、かなり壁際まで切れるので、便利です。
また、火花や切粉が飛散しないので、簡易的な養生で済むので、養生材の費用も抑えることができますし、養生に掛かる時間も短縮できるので、作業時間もその分短くなります。
「そんなの気にしてたら仕事にならねぇよ」
とおっしゃるのなら別ですが、電気工事を行うんなら持っておきたい工具だと私思います。
私も、数種類の軽天カッターを使ってきましたので、その中から使いやすいものをお選びしてご紹介させていただきますので、まだお持ちでなかったら、こちらのページをご覧ください。
それでは、今私がお気に入りで使っているものからご紹介させていただきます。
マーベル(MARVEL) Mバーカッター MCM-500 |
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Mバーカッターはこれを使っています。
ヘッドが360°回転するので、壁際での切断も楽にできますし、切断に掛かる時間も数秒なのでとても楽です。
以前は、別のものを使っていたのですが、それはヘッドが回転せず、どうしても切れないところがあったので、これに買い代えました。
今思えば、少し安いからと選んだのが間違いだったと反省しています。
マーベル(MARVEL) Cチャンカッター MXC-500 |
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Cチャンカッターは、これしか使ったことがありません。
永く使っているので、使い慣れているというのもありますし、切れ味にも満足しているので、おそらく次もこれをリピすると思います。
フジ矢(FUJIYA) Mバーカッター FMC-500 |
フジ矢(FUJIYA) Cチャンカッター FCC-550 |
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フジ矢の軽天カッターですが、私が以前使っていたMバーカッターがこれです。
ヘッドが回転すれば、申し分ないのですが・・・
切れ味はいいので天井開口部のMバーカットには、何の問題もありませんので、壁際で使うことが無ければ、これで十分です。
デンサン(DENSAN) チャンネルスピードカッター DMC-50 |
デンサン(DENSAN) チャンネルスピードカッター DCC-40 |
デンサン(DENSAN)の軽天カッターは、電材店でも時々陳列されていたりしますし、カタログでも見掛けることがあると思いますが、実際に使っていところを見た覚えがございません。