電気工事でする通線・延線工事に使う通線・延線工具(ドラムジャッキ)を紹介してます。
電気工事で扱う幹線ケーブルなどは、建物が大きくなればなるほど、ドラム巻きのケーブルも大きなドラム巻きになり、先に紹介したドラマワールでは対応しきれません。
そんなときに使うのがここで紹介するドラムジャッキですが、もちろんこれ単体では何の価値もありません。
ケーブルウインチや各種の金車などと組み合わせ、さらにロープやあみそ、入線液などいろんなものと組み合わせることで、その効力を発揮するものですから、入線、延線作業にも関連する道具がいろいろとあります。
それを一つ一つ覚えるだけでも大変な作業ですし、ましてや、それを探すとなるとまたまた大変な作業が待っています。
しかし、その作業はほとんど不毛な作業で、それで何か儲けにつながるとか、仕事が増えるというものではありません。
ですから、関連する道具探しに時間を掛けるなんて愚の骨頂のようなものなので、そんな無駄を省く意味でもこのカテゴリを利用していただきたいものです。
こうして、必要な工具をそろえておくことは、結果的に人件費の削減や作業時間の短縮といった、眼に見えにくい形で戻ってくることを覚えておいてください。
つまらない話が長くなりましたが、ドラムジャッキにもいくつか種類があり、用途別で使い分けることが大切です。
そのために、このページでは用途別に見られるように、ちょっとした解説を書きながら紹介していますので、ちょっと覗いてみてください。
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育良精機(IKURA) |
育良精機(IKURA) |
育良精機(IKURA) |
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このタイプが電気工事で使うドラムジャッキで、ケーブルドラムに応じて、大、中、小を使い分けます。
現在の電気工事でよく使われるCVTケーブルなどは、ケーブル自体の重量もかなりあるので、シャフトを通すグリップタイプを使うのが一般的です。
ただ、3台揃えるとなると、それだけで20万円を軽くオーバーしてしまうくらい高価なので、一度にそろえるには、少し大きな出費を覚悟しなくてはなりません。
とは言うものの、無ければ仕事にならないので、ケーブルドラムを扱うような電気工事をするのなら、必ず必要な道具なので迷ってる暇はありません。
しかしドラムジャッキは、そう頻繁に使うものでもないので、知り合いとシェアして買うのも一つの方法だと思います。
それも信頼できる相手であることが条件になるけどね。
総じて高価な工具類は、使用頻度としてはそれほど頻繁に使うものは少なく、大半は倉庫の中で眠ってることが多いものですから、数人で購入するのも、ある意味賢い選択ではないでしょうか。
次は、軽量ドラム用ドラムジャッキです。
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ローラー軸受けタイプは、あまり電気工事では使いません。
どちらかというと、弱電関連のケーブルのように、引出負荷があまりかからないケーブル用だと考えてください。
シャフトを軸受けに乗せるだけなので、張引力が大きいとドラムがジャッキから外れて危険ですから、LANケーブルや放送などのVCTFケーブルなどのような細いケーブル用なのです。
このようにドラムジャッキにも2種類あるので、間違わないようにしなくてはなりません。
ケーブルジャッキで対応できないような大型のものにはケーブルドラムローラーを使ってください。
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育良精機(IKURA)から販売されているケーブルドラムローラー二種類ですが、使用するときは、床面のコンクリートがある程度平坦であることが条件になるので、屋外の土の上などでの使用は避けるようにしてください。
大きなケーブルドラムを載せるので、傾いたりすると予期せぬ事故にもつながりかねませんし、余分な力が部品に掛かって、破損する恐れもあり、修理には日数も掛かるし、修理費も思わぬ高額になることが考えられるので、平坦なところに設置して使うようにしてください。
他社からもケーブルドラムは販売されていますが、性能と価格面を比較して育良精機(IKURA)を上回るものは、見かけられないので紹介を省かせていただきましたが、気になる方はサーチボックスにキーワードを入れて検索してください。