電気工事士が携える腰道具のアイテムの一つとして欠かせないのがこちらでご紹介させていただきますスケールです。
電気工事だけでなく建築現場での基本は、図面から導き出した寸法どおりに施工することですから、そのために必要なスケールは必需品です。
電気工事士の多くはスケールと呼んでますが、メジャーという人もいれば、コンベックスと呼ぶ人もいます。
いずれの呼び方でも同じものを指しているものです。
建築現場での施工に関しては、事細かく寸法が指示されていますので、電気工事であれば引込支持点の寸法から、コンセントやスイッチの高さ、寄りなどまで指示されているのが普通です。
ですから、その寸法どおりに施工しなくては、後から手直しになるので、そうならないように確認を怠らず、無駄な時間と人件費を費やさずに済むように施工段階でしっかり寸法を計測して、間違いのないように施工することが求められます。
そのためにも、常にスケールを身に付けておかなくてはならないのです。
これは、電気工事士だけでなく他の業種の人にも言えることなので、現場で作業する全ての人がスケールを携えていると言っても過言ではないでしょう。
しかし、スケールも各業種で使いやすいものが違うので、それぞれの業種に適したスケールをみなさん持っているものです。
例えば、クロス屋などは、壁の寸法を一度に測れるように、7.5mなどの長いスケールを使っています。
しかし電気工事では、天井面での測定なども多く、長い距離を折れずに保てるものを選ぶもので、長さ的には5.5m程度のものを多く使う傾向にあります。
また電気工事では、スケールを予備線代わりにしてVVFケーブなどを通したりすることもあるので、狭いところでも安定して伸ばせるものを選ぶのが一般的で、幅が広く、テープの腰が強いものが好まれます。
私が使っているのもまさにこの条件に合致したものですから、みなさんにもおすすめしたいと思っています。
タジマ(tajima) 剛厚セフコンベ GASFG3GLM25-50BL |
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私が使っているスケールがこれです。
以前、安物の海外製スケールを使ったことがあるのですが、安物は安物で寸法は正確じゃないし、先端部の爪の造りが悪く、測るたびに微妙に寸法が違ったりしたので、それ以来タジマツールのスケールを使い続けています。
これは、腰も強くて、電気工事にはうってつけの逸品だと思っていますので、みなさんにもおすすめしておきます。
今書いた理由から、このページではタジマのスケールを中心にご紹介させていただきます。
タジマツール(tajima) セフコンベG3 SFG3GLM25-55BL |
タジマ(tajima) 剛厚セフGロック GASFGLM2550 |
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この二つは、私が使っているもののほかでおすすめするならと選んだものです。
機能面は、私が使っているものと遜色ないものかと推察されますので、こちらでもいいのかもしれません。
後は、みなさんの考え方次第ですから、慎重に選んでください。
続いてもタジマのスケールを紹介しておきいますので、これまでの3点以外のものも参考にしてください。
タジマ(tajima) Gロックマグ爪25 CAZ4M2555 |
タジマ(tajima) 剛厚ロック-25 GAGL2550 |
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タジマ(tajima) セフコンベGロック SFGLP25-55BL |
タジマ(tajima) セフΣストップ SFSSM2555 |
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タジマ(tajima) ロック-25 L25-55BL |
タジマ(tajima) 剛厚ロック-25 GAL25-50BL |
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タジマツール(tajima)のスケールをいくつかご紹介しましたが、いずれをとっても現場作業で役立つものばかりですから、後はみなさんのご判断でお選びください。
次は、非電導スケールをご紹介させていただきます。
積水(SEKISUI) グラスコンベックス (非導電メジャー) GC30N |
プロマート(PROMART) 非導電メジャー ND1935 |
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電気工事での活線作業の時には、とても便利なメジャーですから、現場で使ってる人もいますが、多くの電気工事士さんは使ってないようです。
まあ、プロ中のプロの集団ですから、活線作業で事故が起こりやすいところなども熟知してるでしょうし、そんな危ないところでメジャーなど使うことも無いというのが正直なところです。