現場で使われる「角穴カッター」をご紹介させていただいきます。
電気工事士の間では、「角穴カッター」または「ボードカッター」と呼ばれることが多いですが、これはどちらもメーカーの製品名で、「角穴カッター」は、パナソニック(Panasonic)での製品名で、「ボードカッター」はマキタ(makita)の製品名ですが、ここでは角穴カッターの呼び名でご紹介させていただきます。
この工具は、基本的に天井面の開口を目的として開発された工具で、天井埋込の照明器具やエアコンそして点検口などの開口を行うための工具です。
基本的に直線の開口を目的としたものですから、円形のダウンライトなどの開口には不向きです。
天井に埋込の照明器具やエアコン、点検口などを取付けるための開口作業は、見た目以上に疲れるもので、引廻しで行うと腕は疲れるし、埃まみれにはなるわで、ウンザリします。
(+_+。)
それも、一つ二つならまだしも、数十個とかだと始めるのも嫌になります。
でも角穴カッターがあれば、埃はダストカップが受け止めてくれますし、切り込みは機械がやってくれるので、楽に早く開口できて便利ですから、ビルの長い内部廊下なんかにたくさん取り付けられている照明器具の開口もそんなに苦になりません。
というか、そんな場合は基本的に建築工事側で開口するものですから、電気工事士が自ら開口することは少ないものです。
でも中には、照明器具なんかの開口作業の分担が曖昧で、天井が仕上がったら、「開口されていない」なんてこともたまにあるものです。
こんなときに現場監督から言われるのが、
「もう業者も引き上げたし、電気屋さん頼むわ」です。
曖昧な状態なら、何も言えないと言うのが実情ですから、シブシブ開口することになると思います。
そんなときでも角穴カッターが威力を発揮してくれるでしょう。
また、既存の事務所などでの照明器具の増設やエアコンの新設などの時には、開口時に埃が拡散するのも少なく、養生作業も簡単に済むので、作業時間も短縮することができますし、作業後の掃除も簡単に終わらせることができて助かるものです。
ですから、電気工事を行うのであれば持っておきたい工具だと私は思いますので、ここで私が使っている角穴カッターをご紹介しておきますので参考にしてください。
マキタ(makita)充電式ボードカッタ SD180DZ(本体のみ) |
マキタ(makita) 充電ボードカッタ SD180DRGX |
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これまでにご紹介したものと同じく、こちらも本体だけを購入して使っています。
同じメーカーで充電工具を揃えると充電器やバッテリーのセットは必要なくなるので、安く新しい工具を買える利点があるので、多くの人がそうされていると思います。
もちろんセット品もあるのですけが、私の場合必要ありません。
それより必要なのが替刃ですから、次はボードカッター用の替刃をご紹介させていただきます。
マキタ(makita) 石膏ボード用ブレード 2枚入 A-60028 |
マキタ(makita) 木工用ブレード 2枚入 A-60034 |
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これで替刃もすぐに見つかって、無駄な時間の短縮になります。
と、ここまでが私が普段使っているものでしたが、セット品をお探しの方もいらっしゃると思いますので、セット品もご紹介させていただきますので必要な方はご覧ください。
マキタ(makita) 充電ボードカッタ SD140DZ(本体のみ) |
マキタ(makita) 充電ボードカッタ SD140DRGX |
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こちらでご紹介したのは、14.4V・18V・10.8V仕様と各仕様のものをご紹介いたしましたが、現場で使うのなら、14.4V以上をおすすめしておきます。
10.8Vでは、作業量的にもパワー的にも現場向きだとは思えません。
パナソニック(Panasonic) Dual 充電角穴カッター EZ45A3X-B(本体のみ) |
パナソニック(Panasonic) Dual 充電角穴カッター EZ45A3LJ2G-B |
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パナソニック(Panasonic)の角穴カッターをご紹介しましたが、この機種はデュアル方式ですから、14.4V、18V両方のバッテリーが使えるので、手持ちの充電工具のバッテリーを使うときにも便利な機種です。
次は、消耗品の替刃を紹介しておきます。
パナソニック(Panasonic) 石膏ボード用2枚組 EZ9SXB10 |
パナソニック(Panasonic) 木工用2枚組 EZ9SXW10 |
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これで、角穴カッターのご紹介は終わりですが、お探しのものはございましたでしょうか。
紹介文の中でも書いてたように本体だけの購入をおすすめしておきます。
やっぱり安いですし、無駄にほかの付属品が増えても仕方ないですからね。
それにケースだって、あまりたくさんだと邪魔になることもありますから。