厳選　電気工事の切削工具（ステップドリル）

電気工事で使う切削工具としてホールソーと共によく使われるのが、ステップドリルですが、電気工事士や他の業者でもステップドリルと呼ぶことは少なく、多くは「タケノコ」と呼ばれています。

その形状がタケノコに似ているからそう呼ばれているん「のですが、言い得て妙な感じもしますが、的を得た呼び名だと思います。

ですから現場内で、ステップドリルを取って欲しいときにも
「タケノコ取ってくれ」と言うのが普通です。

ステップドリルは、その形状と名称からもお分かりいただけますように、ドリルが進むにつれて、孔も大きくなっていきますので、まさにステップごとに進むので、ステップドリルという名称になったものです。

かつて、このステップドリルはとても高価なもので、なかなか手の出し辛いものでした。

その名残と言っては変ですが、ジェフコム(JEFCOM)のステップドリルは、今でも1本1万数千円と高価なままです。

今のこの時代に、そんな高いものを誰が買うでしょうか。
ノーブランドの中国製だったら、3本セットで1500円程度で売っているのにです。

でも、安物は安物ですぐにダメになるんですけど、私もその値段につられて、買ったことがあります。
最初は、いいんですが数回使うと火花が出るようになり、最終的には早い段階でまったく切れなくなってしまいました。

まあ値段が値段ですから、仕方ないんですけど、なんだかすごく損した気分になったのを覚えています。

それからは、そんな安物には眼もくれず、安い中でも使えるものを探して使うようにして、行き着いたのが今私が使っているステップドリルですのでそちらからご紹介させていただきます。

SUS用ステップドリル

SK11（SUS用） スパイラルステップドリル SSD-4	SK11（SUS用） スパイラルステップドリル SSD-5	SK11（SUS用） スパイラルステップドリル SSD-6

鉄鋼用ステップドリル

SK11（鉄鋼用） スパイラルステップドリル SSD-1	SK11（鉄鋼用） スパイラルステップドリル SSD-2	SK11（鉄鋼用） スパイラルステップドリル SSD-3

私が使っているSK11のスパイラルステップドリルで、鉄鋼用とSUS用の両方を持っています。
このタケノコなら、3本買っても1万円でお釣りがくるくらいなので、何のためらいもなく買うことができますし、切れ味も良いので、お買い得品だと思います。

でも一つだけ使うときに注意が必要なのは、充電工具で使っていてバッテリーが弱りパワーがなくなったとき、気を緩めていると手を振られることがあるので、作業中は集中が必要です。
ストレートタイプでも同じですが、スパイラルで食付きが良い分、噛みやすいので気をつけなくては手首を傷める危険があります。
この点だけを注意すれば、とても良いステップドリルです。

トップ工業(TOP) 4Φ~12Φ ESD-412	トップ工業(TOP) 4Φ~20Φ ESD422	トップ工業(TOP) 6Φ~30Φ ESD-630

トップ工業(TOP)のステップドリルは、ツバ付なので、最後までいっても突き抜けることがありません。
これは、盤に孔をあけるときには、とっても安心できると思います。
ほかの物のように突き抜けてしまったら、中の機器や銅バーに触れたりして危険ですからね。
（＞_＜；）
次は、時代錯誤も甚だしい、ジェフコムのバカ高いステップドリルです。

ジェフコム（JEFCOM） ステップドリル DSST-412R	ジェフコム（JEFCOM） ステップドリル DSST-420R	ジェフコム（JEFCOM） ステップドリル DSST-430R

ご覧いただいていかがでしたか？
いまどきこの価格はあり得ないですよね。
誰が1本1万円もするステップドリルを買うでしょう？
サイズの大きなものなんか、楽天のほうが安いと言っても2万円越えです。
紹介するのに探しながら、虚しさを覚えつつ何とか書きましたが、もうバカバカしくてセット品もあるけど掲載をやめます。

その代わりと言っては何ですが、激安のステップドリルをご紹介しておきます。

スパイラルステップドリル 3本セット	ストレートステップドリル 3本セット

激安ステップドリルの3本セットですけど、冒頭でも書かせていただきましたように、私も1度買ったことがあるのですが、すぐに切れなくなって捨ててしまった経験があるので、「これはおすすめです。」なんて口が裂けても書けませんので、買うか買わないかは、ご自身でご判断ください。
安物買いの何とかだけには、ならないように・・・

もちろん中華製です。