電気工事でよく使う材料にレースウエイやハンガーレールがあります。
主に配管工事の吊り金具や壁面固定金具として使うものですが、それにボルトを通す孔をあけるのに使うのが、ネグロスのダクター穴あけ工具です。
少ない数なら、別に持ち出す必要もなく、タケノコなどであければ済む話ですが、本数が多くなると、時間も掛かるしタケノコもすぐにダメになり、かなり無駄なことになってしまうものです。
そこで使うのが、ネグロスのダクター穴あけ工具です。
これなら、簡単に必要な孔を簡単にあけることができるし、電源も要らないので、どんなところでも作業することができて便利です。
レースウエイやハンガーレールをセットして、後はハンドルを押し下げるだけなので、誰でもできるし、ほかの人は、配管の準備を進めることができ、作業効率もグンとアップします。
仮に、一つの孔をあけるのにタケノコを使うと、少なくとも10秒くらい掛かるでしょう。
それが積み重なれば、相当な時間を要することは容易に理解できることだし、タケノコを使ってると、あまり連続して使うことができず、時々休憩して、タケノコの熱を冷ます必要があります。
でも、ダクター穴あけ工具なら、そんな必要もないので、いくらでも連続作業が可能ですから、配管部隊の作業を止めることもありません。
これだけでも、人件費を考えると相当な経費節減になると思います。
現場作業で一番お金が掛かるのは人件費ですから、それを少しでも抑えることができる工具が有るんだったら、積極的に使うべきだと私は考えます。
今の電気工事は、人が作業するより工具が作業すると言ったほうが、正しいくらい便利な工具がたくさん有るんですから、使わないと損です。
その一つがこのダクター穴あけ工具なんですけど、以外に持ってない人もいるようですが、私は絶対持っておくべきだと思いますので、このページで紹介しておきます。
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これがネグロスのダクター穴あけ工具の本体です。
おそらくみなさん知ってると思いますが、以外に持ってる電気工事士さんは少ないようです。
あると本当に便利なものですから、おすすめしたい工具なんですけど、ただレースウエイやハンガーレールにボルト通しの孔をあけるだけの工具にこの値段はちょっと・・・と思うむきもあるでしょうが、そんなの人件費に比べたらビビたるものですから、すぐに元は取れることでしょう。
ただ、これは本体だけなので、別に打抜き用の金型が必要ですから、次は専用の金型を紹介しておきますので、用途に合ったものを選んで使ってください。
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これがネグロスのダクター穴あけ工具の打抜き用金型です。
SUS用と鉄用があるので、使うレースウエイやハンガーレールの材質に合わせて使ってください。
たまに、鉄用の金型でSUSの孔あけをしてる人がいますが、刃がすぐにダメになるだけですから、使用前に確認することを忘れないように!
なお、レースウエイのカットにもマルチ圧着工具のレースウエイカッターアタッチメントを使うと便利です。
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