エアコン取付工事に必要な銅管ベンダを紹介します。
エアコンの取付に必要な冷媒管の経路も真っ直ぐなところばかりではなく、配管ダクトに納めて室内に配管したり、屋外でも縦引き、横引きなどいろんな経路を辿ることがあり、その経路をきれいに仕上げるには、曲げ加工が不可欠です。
2分や3分程度なら、ある程度の曲げ加工は素手でもできますが、小さなアール加工になると冷媒管が凹んだり、折れてしまう危険があるので、あまり無理はできません。
しかし、あまいアールでは室内配管ダクトでは収まらないので、小さなアールをキッチリ作る必要に迫られるもので、そんなときに使うのが銅管ベンダーです。
今のルームエアコンは、ほぼ2分、3分、4分の3種類の冷媒管が使われてるので、最低でもこの3種類に対応できるものは必要でしょう。
とはいうものの、銅管ベンダーにもいろんな種類があり、現場状況に応じて使い分ける必要があるので、いくつかの種類を持っておかなくてはなりません。
例えば、
などがあり、すべて揃えるとなるとかなり高額になるので、自分の仕事内容をよく考えて、必要な物だけをチョイスするのが肝心です。
この中でも最も高額なのが直管ベンダですが、ビルなどの大型空調機器を扱うのであれば必要ですが、5Hpや6Hp程度の業務用エアコンまでなら、必要の無い工具ですから、無理して買うこともないし、買ったとしても無駄になるだけです。
このように消去法で考えていけば、自分に必要な物が見えてくるでしょうし、必要な物だけ買えばいいと思います。
私は、直管ベンダ以外はとりあえず持っていますけど、主に使うのは、ラチェット式ベンダともう一つのものですから、レバー式ベンダなどは、よほどのことがない限り使わないので、これから買い求めるのであれば、まずラチェット式ベンダから買うといいでしょう。
ラチェット式ベンダなら各サイズに対応できるので、通常のエアコン取付なら十分対応できるでしょう。
しかし、セットするのに時間が掛かったり、持ち込み工具が増えたりと、なかなか面倒な面もあるので、私は、別のものを主として使ってるので、まずはそれを見てください。
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私がルームエアコン取付のときに主に使ってるのがこれです。
2分、3分、4分の曲げ加工をこれ一つでできて便利ですから、持ち込み工具も減るし簡単に使えるので、とっても重宝してます。
ほかにも、3サイズ対応のものはありますが、4分まで対応できるのは私が知ってる限り、これだけです。
ルームエアコン工事が多いなら絶対おすすめです。
次は、ラチェット式銅管ベンダーです。
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BBKとフソーのラチェット式銅管ベンダでしたが、BBKのものは私が使ってるものとほぼ同じもので、フソーはシュー部分がアルミ製ではありません。
次はタスコの別の製品を紹介しておきます。
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タスコの銅管ベンダですが、楽なのはTA512HB-Sの油圧ベンダでしょう。
油圧の力で曲げ加工するので、そんなに力をいれなくても簡単に曲げ加工が出来るので、狭い所で使うにはいいでしょう。
もう一つは、フソーのものと同じようなものだと推察されます。
ここまで、ラチェット式銅管ベンダをいくつか紹介しましたので、次は、レバー式銅管ベンダを紹介しておきます。
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私が使ってるタスコのレバー式銅管ベンダがこれです。
次も同じようなもので、ベンダが色分けされているものを紹介します。
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最近は、あまり使ってまいせんが、90゜以上の曲げ加工を行うときには必要です。
スリーサイズベンダでもラチェット式ベンダでも最大曲げ加工は90゜までなので、それ以上の曲げ加工を行わなくてはならないときに使っています。
さて次は、スプリングベンダを紹介しておきます。
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タスコのスプリングベンダですが、使い方は知ってるでしょう。
もし知らなかったら、下のサイトで使い方を確認してください。
紹介したサイト内で使ってるのが、TA510のスプリングベンダで、TA510LSは、配管内に入れて曲げ加工を行ってください。
スプリングベンダは、簡易的なものなので、室外機への接続部分などの曲げ加工に使うと便利ですが、
あまりきつい角度で曲げると、銅管が折れたり、スプリングベンダが取れなくなるので注意してください。