電気工事用安全帯(ランヤード)を紹介します。
電気工事を行う現場での三種の神器の三つ目が安全帯(ランヤード)です。
電気工事士の仕事は、高所作業が多くランヤードは欠かせません。
現場で作業する人なら、誰しも付けてるのが当たり前ですが、一部の業者は、朝礼時だけ付けて作業に取り掛かったら、外して作業する業者もいますが、電気工事士の場合取外すことはありません。
普通は、立馬の上などではランヤードを使うことはありませんが、清水建設の現場で、立馬上でランヤードを使うよう求められたことがあり、作業箇所を移動したら、スラブにアンカーを打込み、寸切りボルトにアイボルトを付け、それにランヤードを掛けるという、非効率的な作業を求められたことがあります。
ここまでくると業者に対するただの嫌がらせとしか思えません。
o(`ω´ )o
永く電気工事を続けてきて、はじめてでした。
こんな馬鹿げた使い方を求めてくるゼネコンもあることを頭の片隅にでも留めておいてください。
元々、清水建設にしてもほかのゼネコンにしても、
『仕事をさせてやっている』
という考え方が根底にあり、業者は、使い捨ての道具ぐらいにしか思っていないのです。
それでも、多くの業者がその仕事に群がってるのもまた事実で、極論で言えば、ゼネコンが右を向けと言えば右を向き、左を向けば左を向くような関係性が、今も面々と続いて、もはや時代錯誤も甚だしい考え方ですが横行しているのが建築業界の実状です。
こんな現状を愚痴っていても仕方ありません。
元々ランヤードを使うのは、誰のためでもなく、自分自身の命を守るために使うものであって、現場監督などに指摘されなくても自ら使うものです。
建築現場では毎年多くの人が墜落事故で怪我を負い、命を落としており、毎年、労災事故のトップは建築現場での墜落事故ですが、近年は減少傾向にあります。
これも、ランヤードの使用が徹底され、大きな事故が減ってきたからにほかなりません。
墜落事故減少傾向をさらに加速させるために、労働安全衛生法が改正され、フルハーネス型安全帯の使用が義務化されます。
この改正で、これまで使ってきた胴ベルト取付タイプのランヤードの使用範囲は大きく制限され、ほぼ使えないと言っても過言じゃありません。
最近の現場内にはこのような表示をよく見かけるようになりました。
フルハーネス安全帯を使用せよ!
これで、仮に足場等からの墜落事故に遭遇したとしても大きな怪我を負うことなく、大切な命が守られることになります。
毎日、家を出て、当たり前に帰ることが何より大切です。
家で待っている家族に、元気な姿を見せることが仕事より最優先すべきですから、自らの命を守ることを最優先に考えれば、高所作業で安全帯を使うのは当たり前ですし、使うフルハーネス型安全帯もより安全なものを使うべきですから、このページで、いくつか紹介しておきますので、自身の身の安全を考えて選ぶようにしてください。
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今使ってるのがスリーエム(3M)のこれです。
これ以前は、藤井電工のフルハーネス型安全帯を使っていたのですが、数年使って、かなりくたびれてきたので、これに買い替えました。
これは、腰ベルトが幅広なので、しっかりホールドしてくれて仮に墜落事故に遭遇したとしても身体的ダメージを軽減してくれると考えて購入しました。
やっぱり自分の身体が一番大切ですからね。
ここから先はスリーエム(3M)の別のものをいくつか紹介します。
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スリーエム(3M)のフルハーネス型安全帯をいくつか紹介しました。
どれを見ても大差ないように思いますが、内容は少しずつ違うので、仕事内容に合ったものを選ぶようにしてください。
続いてスリーエム(3M)のランヤードも少し紹介しておきましょう。
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スリーエム(3M)のランヤードを数点紹介しましたが、現場作業時の使用を考えたらツインランヤードを選択すべきでしょう。
ほぼすべての現場で二丁掛を求められるので、ツインランヤードは必須ですからね。
次はタジマ(tajima)のフルハーネス型安全帯とランヤードを紹介します。
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これがタジマ(tajima)のフルハーネス型安全帯です。
紹介しているのは、ツインランヤードの付いたものなので、商品到着と同時に現場で使用することができます。
ツインランヤードが付いている分、価格は無しのものより高くなりますが、別に買うことを考えたら一つの製品を選ぶだけなので簡単です。
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タジマ(tajima)のフルハーネス安全帯ですが、フルハーネス型安全帯を初めて買うのなら、ツインランヤード付きを選ぶようにしてください。
現場で使うんですから、ランヤードは必ず必要ですし、多くの現場で二丁掛を求められるので、最初からセットになったものを買うほうが値段も少しは安くなりますからね。
次は、新規格対応のタジマ(tajima)のランヤードを紹介しておきますので、必要な方はご覧ください。
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フルハーネス用のツインランヤードのベルト巻取りタイプと蛇腹タイプの二つを紹介しましたが、現場作業中はランヤードが邪魔にならないことが大切なので実用性を考えて、この二種類を紹介しておきました。
フルハーネス型ランヤードは世界的に使われているもので、今回の労働安全衛生法の改正でようやく日本も国際標準になったと言えるでしょう。
とはいうものの、その分現場で作業する人にとっては、予期しなかった出費となることも否めませんが、自分の身を守るためだと思って購入してください。
次は藤井電工(TSUYORON)のフルハーネス型安全帯とランヤードを紹介してます。
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藤井電工(TSUYORON)から販売されている新規格適合のフルハーネス型安全帯を紹介しました。
藤井電工は、少し新規格への対応が遅かったようで、旧規格品の時ほど種類が無いので、他社のものと比較して購入を検討されるといいでしょう。
次はフルハーネス用のショックアブソーバー付きランヤードを紹介しておきます。
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新規格対応のフルハーネス安全帯を紹介してきましたが、ほかの国内メーカーからもたくさんの製品が販売されていますし、最近は海外製も販売されていて選ぶのが大変ですが、日本国内で使うには、JIS規格適合品でないと労災認定されない可能性があるので、注意してください。