電気工事士が厳選した腰道具(ニッパ)
電気工事のプロとして現場で活用している工具の中から
実際の使用感を元に厳選して紹介しています。
電気工事を行うときに身に付ける腰道具の中でも
ニッパは使う人と使わない人がいますが使う方のために紹介しておきます。
電気工事を行う中で、細かな部分での切断が必要なときも多いもので、
そんな作業のときにニッパが必要になりますし、
住宅程度の配線工事なら使用するケーブルもほとんどが
VVFやCPEV等々の細いものばかりですから
ケーブルの切断にも重いペンチを使う必要も無くニッパで十分です。
これだけでも腰道具が軽くなりますから、
動きの多い住宅の配線作業などでは楽になると思います。
実際私も新築住宅の配線や改修作業での配線では、ほとんどニッパを使っています。
少しでも腰道具を軽くしておかないと脚立の昇り降りだけでも疲れますからね。
電気工事士として仕事をしてる中で、何かと使い勝手がいいのがニッパですから、
もし使っていないんだったら、腰道具に加えて使ってみるとその便利さが実感できます。
でも、ニッパの刃は以外に脆いもので、少し堅いものを切断したりすると
すぐに刃こぼれを起して肝心なときに役に立たないことも多いものですから
その使用には慎重さが必要だといえるでしょう。
最近では薄刃のニッパが流行のようですが、
私個人の考えからするとナンセンスだと思います。
元来薄刃のニッパは、プラスチック加工などのために作られたものですから、
いくら軟銅線がやわらかいとは言え、金属ですから、
プラスチックのように柔らかいものを切断するためのニッパで刃がたつものではありません。
私の周りでもすぐに刃を飛ばしてしまって使い物にならなくしている電気工事士さんを見かけます。
ですから、私は少し高いですがクニペックスの硬線用ニッパを使ってるんです。
このことは、トップページでも書いたので、
トップページを見てもらった方は、すでにご存知だと思います。
と言うわけで、こちらでは薄刃のニッパというより普通のニッパを中心に紹介しておきます。
でも流行にも逆らえませんから、薄刃ニッパも紹介しておきますので、
もし必要だと思う方はご覧ください。
クニペックス(KNIPEX)
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私はクニペックスの硬線用ニッパを使ってるんですが、
このニッパはともかく刃が丈夫で少々のことでは刃こぼれしないのでいいですよ。
その分少し高いですけど、仕事で使うものですから少し奮発してみてはいかがでしょう。
クニペックス(KNIPEX)
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フジ矢(FUJIYA)
★ハイ強力ニッパ
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ケイバ(KEIBA)
★電工用ニッパー
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★電工用薄刃ニッパー
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カスタム(CUSTOM)
★電工強力ニッパ
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メリー(MERRY)
★強力ニッパ
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デンサン(DENSAN)
★電工プロニッパ
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少しですが薄刃ニッパを掲載しておきました。
この中だったら、ケイバのニッパを使ってる人を時々見かけます。
さて最後になりましたが、こちらも際切や木造住宅のステップルの撤去などに便利な
斜めニッパを紹介しておきましょう。
電気工事の現場では、ほとんど見かけることはありませんが、
火報や放送設備などの弱電関連の業者さんがよく使ってるのを見かけます。
また、第二種電気工事士技能試験用に購入する方も多いようです。
斜めニッパー
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各社の強力ニッパから、斜めニッパまで紹介いたしました。
ゆっくり見比べて、気に入ったものを選んでください。