エアコン取付工事に必要なトルクレンチを紹介します。
メーカーのエアコン取付工事説明書でもトルクレンチの使用を推奨しているように、エアコン工事をするのなら持っておきたい工具の一つですが、トルクレンチといっても、いろんなものがあるので、どれが使いやすいのかを判断するのは、なかなか難しいものです。
以前、私はトルクレンチを使わずにエアコンの取付をしていましたが、現場サイドからトルクレンチの使用を指示されるところもあり、数年前にトルクレンチを購入しました。
使い出すと、以前のように手の感覚に頼るのではなく、規定トルクでしっかりフレアナットの締付けができるので、便利は便利なんですけど、一部のレビューを見てると、トルクレンチを使ってもガス漏れするなどの書込みがあり、私は、最後に少し増し締めするようにしています。
これも永年の経験があるからできることで、力任せに締付けてしまうとフレアに割れが発生して、ガス漏れの原因となるので、新人さんには慎重にするように言っています。
普段私は、トルクレンチを使うことなく、従来のメガネレンチとモンキーレンチで冷媒管の接続は行っています。
でも、やはりこれも永年の経験が成せる技で、経験の浅い人には、おすすめしません。
ちなみに私が普段使ってるメガネレンチとモンキーレンチは下のものです。
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エアコン取付経験豊富な職人の中には、私のようにトルクレンチを使わなくても、キッチリ取付できる人も多いでしょう。
だからといって、トルクレンチを使わなくてもいいという事ではなく、基本は、トルクレンチを使って取付けるものだと思ってまいすから、新人さんには、トルクレンチを使うよう指導しています。
トルクレンチを使う利点は、誰がフレアナットの締付けを行っても同じだという事で、これは、不良工事を無くすために大切なことです。
永年の経験で、私のようにトルクレンチを使わず冷媒管の接続を行うと、経験の浅い人では、どれくらい締付ければいいのか分らず、締付け過ぎや締付け不足になる可能性がたかいので、必ずトルクレンチを使うことを推奨しておきます。
私も、トルクレンチは持ってるので、まずは私が使ってるものから紹介しておきます。
私が使ってるトルクレンチはタスコのR410/R32対応のこれです。
フレアナットの締付けは、弱すぎればガス漏れの原因になるし、強すぎればフレアの割れなどが発生してガス漏れの原因になるので、それを無くすためにも適正なトルクでの締付けが必要なので、このトルクレンチを使っています。
でも最近、BBKのトルクレンチで使いやすそうなものを見つけたので、紹介しておきます。
私が使ってるスパナ型よりこれのほうが使いやすいと思います。
私が使ってるトルクレンチは、設置場所が広ければいいですが、狭いところでは思うようにフレアナットの締付けができないので、少々使い勝手が悪いところがあるのですが、これなら狭いところでもフレアナットの締付けができるので、今からトルクレンチを買うのなら、これをおすすめしておきます。
次、買うことがあったら、私は絶対これを買います。
続いて、両方のトルクレンチのほかのセットと単品を紹介しておきます。
まずは、BBKのトルクレンチから見てもらいましょう。
BBKのメガネ型ラチェットトルクレンチの2分と3分のセットです。
現在のルームエアコンは、ほとんど2分と3分の冷媒管を使ってるので、この2本があれば、ほぼすべてのルームエアコンの取付けに対応できます。
しかし一部大型のルームエアコンには、4分配管を使ってるのもあるので、このセット+4分用があれば大丈夫です。
続いて、各サイズの単品を紹介しておきます。
BBKのメガネ型ラチェットトルクレンチの単品を2分~5分まで紹介しておいたので、必要な物を選んで使ってください。
次は、タスコのスパナ型トルクレンチを紹介しておきます。
次は、私が使ってるタスコのスパナ型トルクレンチ単品を紹介しておきます。
私が使ってるタスコのスパナ型トルクレンチの単品の紹介でしたが、仕事に必要な物だけ買うのも一つの方法ですから、何もセット品を買う必要もありませんが、セット品のほうが割安なのは間違いありません。
最後に、室内機との接続部分で使うモンキーレンチも紹介しておきます。
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モンキーレンチを紹介しましたが、ルームエアコンの取付を念頭に選んだので、通常のものよりサイズも短く軽量でありながら、開口寸法が大きいものを選んでおいたので、使いやすいものだと思います。
私も前は、ロブテックスのモンキーレンチを使っていましたが、今そのモンキーレンチは腰道具にぶら下げてほかの作業で使っています。
使いやすいのでおすすめです。