エアコン取付工事に必要な工具を紹介します。
電気工事士が現場でエアコンの取付を行うことは少ないものだが、まったくやらない作業でもなく、ちょっとしたエアコンの取付くらいならできるようにしておくべきです。
例えば、店舗の改装に伴って使用中のエアコンを移設することもあるでしょう。
また、一般住宅でルームエアコンを取付けることも少なくないものですが、必要な工具が無ければ、こんなちょっとした工事も専門業者に依頼することになり高額の請求を受けることも考えられます。
でも、必要な工具と技術があれば、自分の手間賃だけで済むので、その分、工事に対する利幅も大きくなって、利益が増えることになります。
そのためには、エアコン取付に必要な工具をそろえておく必要があり、なおかつ、エアコン取付のノーハウを知っておく必要があります。
まず、エアコン取付に最低必要な工具を紹介しておきましょう。
私が使ってるフレアツールとは、ちょっと違いますが製品仕様は同じです。
私が使ってるタスコタスコ(TASCO)のTA550Cを購入するときにBBKの700-DPCとどちらにするか迷ったけど、現場に持ち込む工具で必ず持ち込むのがインパクトドライバーなのでTA550Cにしました。
充電工具対応のものはいくつかあったけど、インパクトドライバー対応のものはこれしかなかったので、TA550Cにしたけど、これにも位置決め機構などがあれば100点なんですけど、それと気をつけていないとソケットアダプタがすぐに無くなるので注意が必要なので、若干減点ですけど、おおむね満足しています。
(^_^*)
私もすぐに無くなって、今は市販の3/8のソケットアダプタを使っています。
どれにするにしてもフレアツールが無くてはエアコン工事はできないので、絶対必要な物です。
次に、銅管チューブカッターです。
今使ってるのがこのオートマチックカッターです。
これまでにもいくつかの銅管チューブカッターを使ってきたが、
このカッターはクルクル回すだけで切断できるので作業が楽です。
ただ一つ気をつけないといけないのは、
長さ調整などで管端を切断したときに、端材を落とさないようにしなくてはなりません。
フローリングに落とすと、傷付いてしまうので注意が必要です。
次に必要なのがトルクレンチです。
トルクレンチはタスコのR410/R32対応のこれを使っています。
フレアナットの締付けは、弱すぎればガス漏れの原因になるし、強すぎればフレアの割れなどが発生して、これまたガス漏れの原因になります。
それらを無くすためにも、適正なトルクでの締付けが必要なので、トルクレンチもエアコン取付の必需品です。
続いて真空ポンプを紹介しておきます。
私が使ってる真空ポンプがこれです。
ほかのものに比べて低価格だし、業務用の7Hpまで対応できるので、私の仕事にはピッタリです。
家庭用のルームエアコンの取付だけなら、もっと軽くて安いものもあるし、バッテリー式のものもあるので、作業環境に合わせて選べばいいと思うけど、やっぱりある程度の範囲に対応できるものを選ぶべきでしょう。
次はマニホールドを紹介しなくてはならないところですが、エアコンの取付の時は真空ゲージを使ってるので、ここでも私が使ってる真空ゲージを紹介しておきます。
エアコン取付にはこの真空ゲージを使ってます。
真空ポンプに取付けた状態で使えてゲージも見やすく、真空状態の確認が容易なので、エアコンの取付だけならマニホールドじゃなく、真空ゲージだけで十分です。
もちろんチャージホースが必要なので忘れないように。
エアコンの取付には、最低これだけの工具を揃えなくてはなりません。
これだけでも、7万円以上必要ですが、ここで紹介したものだけではまだまだ足りません。
このほかにも、リーマー、銅管ベンダー、リークテスタ等々たくさんの工具が必要ですし、エアコンのメンテナンスを行うならさらに、チャージングスケール、マニホールド、それに冷媒ガスなども必要となり、さらに出費が嵩むことになります。
その前に、エアコンの取付け方を覚えておく必要がありますが、参考になるサイトを紹介しておきますくので、簡単なエアコン取付の手順を確認してください。
このサイトは、基本的な取付け方を解りやすく解説されてるので、エアコンの取付け方を勉強するのに最適だと思います。